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10代のあなたが21世紀を生き残るには?(第1回)

1. はじめに

YouTubeで有名な人とそうでない人、ものすごくお金を稼いでいる人とそうでない人など、勝ち組・負け組というか、2極化がどんどん進んでいます。

10代のあなたが、大人になって活躍するころには、この2極化は更に進んでいくでしょう。

そんな将来、どのように生き残っていけばよいのでしょうか?

2. どのような人が生き残っていくのか?

AI(Artificial Intelligence、人工知能)が発達すれば、単純な作業は、人間のする仕事でなくなっていきます。

また、マニュアル通りにできる作業であれば、日本人に月給20万円で頼むよりも、より給料の低い国で、月給3万円で頼んだ方がいいです。

今後は、いくら一生懸命働いても、マニュアル通りの仕事しかできない人の収入は上がらなくなってくるのです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

まずは、ものを使う・買う側ではなく、作る・売る側に、情報を受け取る側ではなく発信する側の人になることです。

また、大きく2つの目指すべき方向性があります。

一つ目はクリエイターになることです。すなわち、既存のいろいろなものや考え方を組み合わせて、新しいものを創造できる人になることです。

二つ目は、何かのプロフェッショナル(圧倒的専門家)になることです。ニッチな(=非常に狭く、競争の少ない)分野でもいいので、何かの一番になることです。

これからの時代、クリエイターかプロフェッショナルしか、生き残れなくなってくるのです。

3. 一番にならないとダメなの?

何かの分野の一番になるなんて難しいかもと思うかもしれません。

しかし、現実は厳しいのです。

日本で一番高い山は富士山(3776m)、世界で一番高い山はエベレスト(8848m)であることは、みんな知っています。

では、日本で2番目に高い山、世界で2番目に高い山はどこでしょうか?

答えは、北岳(3193.2m)とK2(8611m)です。2番は、ほとんどの人が知らないのです。

オリンピックでも、メダリストではない、4位の人は、ほとんど知られていのです。(世界で4位って、本当にすごいことだと思いますが。)

仕事の世界も同じです。一番が圧倒的に勝っていく時代になるのです。

地元で誰もが使っている専門業者や行列の店があれば、それを使いたいし、インターネットの検索であればGoogleを使いたい。やっぱり一番を利用したくなるのです。

つづき