0. はじめに
10代のうちに知っておけば良かったーということを伝授します。これを知っておけば、無駄な努力や遠回りをせずに、幸せな人生が送れます。
と言い切りたいところですが、間違っているかもしれないので、ここはいい考え方だなというところが一つでもあったら取り入れてみてください。パパも完ぺきにできているわけではないので。
1. いま自分が幸せであると思う
「いつ、どういう状況だったら幸せになりますか?」という質問の答えは、どんな状況でも「今でしょ!」です。
まず初めは、いま自分が幸せであると思うことです。そんな答えずるいじゃんと思ったかもしれません。
しかしながら、100万円貯金できたら幸せ、東京大学に合格したら幸せというように、何か望みが達成したら幸せという人は、必ず次の望みができ、いつまでも幸せになれないのです。
それよりも、今日も息が吸えてよかった、今日も目が見えてよかったと当たり前のことを当たり前と思わず感謝し、いま幸せであると思うことが幸せになる秘訣です。
まさに、生きてるだけで丸儲けなのです。
2. 言葉の魔法使いになる
友達の悪口・陰口、学校・塾への不平不満・グチ・心配ごとなど、話してませんか?もしそうだとしたら、不幸への片道切符です。
自分では他人のことを言っていると思っていても、脳・潜在(せんざい)意識は全部自分のことと理解しているかもしれません。
意識には顕在(けんざい)意識と潜在意識の2つがあり、よく氷山に例えられます。海の上に出ている小さい部分が顕在意識で、大部分を占める海中の氷が潜在意識です。
ざっくり説明すると、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で情報収集し自分で考え行動できるのが顕在意識、自分でコントロールできないが直観・幸運に重要なのが潜在意識です。
他人に言っていたつもりの悪口・不平不満が、実は自分の潜在意識を傷つけ、自信の無い自分、不幸な自分へと導くのです。
解決する方法は簡単です。言葉の魔法使いになればよいのです。
それは難しいことではありません。普段から、ありがとう、感謝してます、うれしい、楽しいといったポジティブな言葉を使うだけでいいのです。
これだけで、潜在意識に栄養がいき、自分に自信のある、幸せな人生を送れるのです。
3. 自分の機嫌は自分でとる
幸運なことが起こったあと、「運を使ってしまった」と言う人がいます。これは間違いです。本当は運がいい人は、ずっと運がいいのです。
運がよくなるためには、良い雰囲気というか、良いオーラというか、良い波動というか、そういったものを出していることが大事です。
この良い波動を出すためには、自分が上機嫌であることが重要です。
怒ったりして不機嫌なこともあるかもしれませんが、できる限り、自分の感情をコントロールし、上機嫌になり良い波動を出し続けましょう。 良い波動を出し続ければ、良い人たち、良いできごとに恵まれ、幸せになるのです。
4. 自分をほめる
毎日、毎日、自分をほめてあげてください。ささいなことでもいいんです。
英語のアルファベットが書けるようになったとか、50メートル走のタイムが0.1秒速くなったとか、今日は家のお手伝いができたとか、何でも自分をほめてあげてください。
また、「〇〇(自分の名前)さん、えらいね。」「〇〇(自分の名前)さん、すごいね。」と声を出して、ほめるとさらに効果的です。
この積み重ねが、自分への自信、そして更には、幸せを導きます。
5. 他人をほめる
自分を十分ほめて、自分に満足し充実してきた後は、他人をほめてあげてください。
打算なく、心から他人をほめ続けることができれば、人から好かれるようになり、人生好転するでしょう。
自分の苦手なところは、他人をほめられるポイントとして活用しましょう!
これが幸せのコツです。
6. ゆるす
ゆるせないやつがいる!というのは、大変まずい状況です。
そのゆるせないやつは、自分のことなど全く気にもせず、ディズニーランドで遊んだり、高級なお寿司を食べたりしているのです。
一方、自分は、ゆるせないほど嫌いなやつのことを何回も何回も考えることで、人生の大事な時間をたくさん消費してしまっているのです。
「自分の得」のために、ゆるせないやつのことをゆるすのが一番です。
「そんなの無理!」というときは、ゆるせないやつのことをゆるすことができない自分のことだけでもゆるしましょう。
ゆるすのは他人だけではありません。自分もゆるすのです。
これが幸せのコツです。
7. 笑顔でいる
言葉の魔法も大事ですが、笑顔も同じくらい大事です。しかめっ面(つら)は、不運を導きます。
笑顔でいると、ネガティブなことを考えるのが難しいです。また、笑顔の人は、そうでない人より、他人からの印象もいいです。
老人ホームでお笑いを取り入れたら寿命が延びた、健康になったなんて話もあり、健康にもいいです。
機嫌が悪くなりそうなときは、無理やりにでも笑顔を作ると、効果があります。試してみてください。
笑顔が幸せを導いてくれるでしょう。
8. がんばりすぎない
人間100%の力を出し続けると、必ずどこかで破綻(はたん)します。
努力しないのはよくないけど、100%でがんばりすぎないことが大事です。イメージいうと、普段は70%くらいの力で、笑顔ですいすい継続くらいがいい感じです。
真に必要なときだけ、100%の力を発揮するのです。
楽しくもないのに100%で頑張りすぎている人は、おそらく、しかめっ面で、自分も他人もゆるせない可能性が高いです。これは幸せから遠のく方法です。
努力しているのに結果が出ない場合は、努力の方向が間違っているか、目指しているものが自分に向いていないかを真剣に考えましょう。
成功している人をまねたり、専門家(受験であれば塾、英語であれば外国人講師等)に聞いたりして、効率よく改善しましょう。
学校や試験でのカンニングはNGですが、社会に出たら、法律に触れない限り、成功者・専門家からカンニングをどんどんしていいのです。
これが幸せのコツです。
9. お金を好きになる
お金も人間と同じく、自分が好きな人のことが好きです。お金持ちは何か悪いことをしているのでは?などと、お金にネガティブなイメージを持っているとお金から逃げられます。
反対に、お金そのもの、お金の機能など、お金が好きで好きで、感謝してお金を使っている人は、お金に困りません。
財布の中はきれいに、余計なものを入れず、お札の向きもそろえましょう。
経済の勉強も大事です。世の中のお金の流れや景気動向、株価・為替の動き、株式会社の仕組み、簿記・会計、税金など、少しでも興味を持ったものは調べてみましょう。
お金持ちの方々が、お金をたくさん使ってくれれば、経済が潤います。そのうち、お金持ちの方々が感謝される時代がくるのではないかと思います。
こういった考え方が幸せのコツです。
10. 早く行動する
100人の人がいたとしたら、その中の20~30人くらいは勉強家かもしれない。でも、その中で行動を起こす人は、更に少なく1~2人しかいないのです。
この世の中、頭で分かったつもりで、説明が達者でも、行動しないと結果は出ないし、経験も身につかない。
商売や起業で成功した人、投資で成功した人、会社で出世している人などは、早く行動し、何回もチャレンジし、試行錯誤で改良を続け、走りながら考えた人が多いのです。
天才打者のイチロー選手でさえ、打席に立たなければ(挑戦・行動しなければ)、ヒットの1本も打てないし、また、いくら打法理論を理解していても、打席での実経験も得られず、成長できないのです。
何も考えず無謀に早く行動すればよいということではないけど、それですら何も行動しないよりマシかもしれないのです。
失敗を恐れず、早く行動・チャレンジしていこう!
大丈夫、大丈夫、なんとかなる。
これが幸せのコツです。
11. 他人をそのまま受け入れる
パパの説明が下手で分かりにくいかもしれませんが、お付き合い願います。
人間界(?)は、一人ひとりがいろんな形のデコボコした立体ピースとなり構成している立体パズルのようなもの。一人ひとりは不完全のように見えながら、全体としては完ぺき。
全体として完ぺきなので、自分が他人を変えることはできないし、他人も自分を変えることはできない。そのまま受け入れるしかないのです。
他人のここを直して欲しいと思っても無駄です。他人は変えられないので、自分の見方・考え方を変えるしかないのです。
同じものを見ても、一人ひとりの見方は異なります。
例えば、コップに水が半分入っているのを見て、「水が半分も入っている」とポジティブに考える人もいれば、「水が半分しかない」とネガティブに考える人もいるのです。
自分が靴を売りに、ある国に訪れたとします。その国の人々は全員裸足で生活していました。あなたは、どう考えますか?
「裸足で生活する国なので靴は売れません」と考えるのか?「まだ誰も靴を持っていないので、大量に靴を売れるチャンスがある」と考えるのか?
同じものを見ても、人は自分専用サングラス(もしくは、3Dメガネ)を通してものを見ているので、少しサングラスを調整すれば、他人が変化しなくても、見方を変えることができるのです。
一人ひとりのデコボコした立体を、ある一方向で測れば、すごく長い人もいるし、すごく短い人もいる。
この一方向が例えば、勉強の偏差値とか、足の速さとかの定規で、勉強の偏差値方向の定規では長かった人が、足の速さ定規の方向では短かったりする。
でも、みんなをそのまま受け入れ、お互いのでっぱりと引っ込みをほめあったり、助け合ったりすればいいのです。
これが幸せのコツです。
12. 引くことも考える
目的を達成するために、あれもやろう、これもやろうと足すことばっかりを考えてもダメです。引くことも重要です。
パパは一時期、健康のため、ビタミン剤などのサプリメント類をものすごく摂りすぎて、逆に体調を壊しました。
逆に、サプリメント類をやめ、1日2食に減らし(=引くこと)、毎日16時間プチ断食を始めたら、体調がすごく良くなりました。(成長期の10代にはおすすめしませんが。)
洗髪でも、シャンプー・トリートメントを良いものにするのではなく、トリートメントをやめるとか、また更に湯シャンなんて話もあります。
時間の使い方でも同じです。あれもやった方がいい、これもやった方がいいとどんどん足していくと、結局、一番やりたいことに割ける時間がなくなってしまうのです。
足すだけでなく、引くことも考えると前進する場合があります。
これも幸せのコツです。
13. 見た目に気をつける
人は見た目が9割、第一印象が9割なんて話もあります。あながち、嘘ではないと思います。
整形などはもちろん不要ですが、見た目の明るさ、清潔感などには気を遣いましょう。
毎日お風呂に入り、服は明るいものを着て、髪と顔はつやを出し、爪を切り、靴もきれいなものを履きましょう。
また、レストランから帰るときにはイスを元に戻したり、靴を脱いだら、きちんとそろえたりするのも大事です。
これだけで、だいぶ幸せに近づきやすくなります。
14. 挨拶(あいさつ)する
人生、人とのコミュニケーションの基本は挨拶(あいさつ)です。
「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」、「ありがとうございます」などの挨拶は徹底しましょう。
声を大きく、元気に、はきはきとお願いします。
また、特に、返事は、「はい!」と1回で短く、声を大きく、元気にしましょう。「は~い」とか「はいはい」とかは絶対ダメです。
これが幸せのコツです。
15. 断捨離(だんしゃり)する
身の回りをきれいにする、無駄なものを極力なくすことが、運気上昇につながります。
不要なもの、ずっと使用していないもの、ときめかないもの、将来の人生・生活を前向きにしないものなどは、どんどん売ったり、捨てたりしましょう。
不要なものからは悪い波動が出るばかりか、脳のCPU(処理能力)も無駄遣いしてしまいます。百害あって一利無しです。
玄関・トイレ・部屋を掃除したり、毎日、窓を開けて空気を入れ替えたりするのも効果的です。
人間関係でも、不平不満・悪口ばかり言う人など、この人とは一緒にいたくないなと思ったら、さっさと離れましょう。
断捨離して今まで以上に幸運を呼び寄せよう!
16. 健康を維持する
いくらお金があっても、健康がなければ幸せからは一歩遠のくかもしれません。
菓子パン、お菓子、ジュース、インスタント食品、ファーストフード、コンビニ弁当ばかり毎日食べるのはやめましょう。(たまにはいいですが。)
肉、魚、野菜、ごはんをバランス良く、しっかり食べましょう。
人間の体の細胞は、毎日、どんどん入れ替わっています。その栄養源となるのは、自分が食べているものです。食べるものは本当に重要です。
パパは特に腸と血液が重要だと考えています。20代くらいになったら、健康維持の本に少しでも目を通してみてくださいね。
食事も大事ですが、運動と睡眠も同じくらい大事です。
適度な運動と、十分な睡眠を心がけましょう。毎日、最低7時間、できれば8時間は寝ましょう。特に、夜10時から夜中2時までは成長に大事な時間なので、寝た方がいいです。
睡眠不足だと、記憶力が落ちたり、疲れて機嫌が悪くなったり、いいことがありません。機嫌が悪くなれば、運気も下がってしまいます。
自分の実力を80点として、実力100点の相手と戦わなければならなくなったとします。
相手は睡眠時間を削って勉強したため、戦う当日、60点の力しか発揮できませんでした。一方、自分は十分睡眠時間をとっていたので、実力通り80点の力を発揮できました。
睡眠を十分とっただけで、自分より強敵な相手に、コンスタントに勝ち続けることができるのです。
これは、勉強でも仕事でも同じです。十分な睡眠をしっかりとりましょう!
17. 正しいより楽しいを選ぶ
これから人生で選択を迫られる場面が何回も出てくると思います。その際に一つの基準として欲しいのが、正しいより楽しいを選ぶことです。
世間体が良く正しそうに見えたり、理論的・分析的に正しそうに見えたりすることより、直観的に自分が楽しそうと思う方を選んでください。
もちろん、ゲームばかりして、それ以外の時間は寝ていて、仕事も勉強もしないというような常識外の楽しさは、人生長い目で見て本当の楽しさではありませんが。
親や友達の意見はしっかり聴き、参考にはするけど、最後は後悔の無いように自分で決断することです。
これが幸せのコツです。
最後に
以上で「10代に知っておきたい17のこと」の説明は終わりです。一つでも少しでも、ここはいい考え方だなと思ったら、実践してみてくださいね。
パパより