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6. 仕事での違い
日本と海外の仕事での違いを紹介します。
(1) First Nameで呼び合う
あなたの名前が山田太郎だとして、会社で誰からも「太郎」と呼ばれたらどうでしょうか?
日本では、山田さんや山田課長などと呼ばれるのが普通でしょうから、「太郎」と呼ばれるのは違和感があるかもしれません。
しかしながら、海外では、苗字ではなく、名前(First Name)で呼び合うことが多いのです。
自分のFirst Nameが外国人にとって読みにくい場合には、読みやすいように短くしたり、別の呼び名を考えたりする場合もあります。
また、外国人の方々はFirst Name、Last Name(Family Name)だけでなく、Middle Nameも持っている人が多いです。
日本人でも、海外生活用に、自分のMiddle Nameを準備する人たちもいます。
あなたもいろいろと工夫して、海外に溶け込んでいきましょう。
(2) 〇、×、△評価が通じない
日本人だったら、〇、×、△と書けば、〇が良い評価で、×がダメな評価で、△が中間的な評価のイメージがあると思います。
しかし、これは日本の常識で、世界の常識ではないのです。
パパが初めて海外勤務したときの話です。
パパは、あるプロジェクトの評価で、各項目の評価に〇、×、△を使って、誰もが分かりやすく評価をまとめたつもりでいました。
ところが、いざプレゼンしてみると、相手にほとんど伝わっていなかったのです。
ディスカッションして、やっと分かったのは、「そもそも、〇、×、△の意味は何なのか」ということが現地の人たちには理解できていなかったということなのです。
海外では、評価が良い項目に「チェックマーク」か「×」を入れる場合が多いのです。
即ち、×マークについては、日本と全く逆なのです。
パパにとっては、衝撃的な出来事でしたが、次回以降のプレゼンでは、もちろん、気を付けて資料を作成しました。
(3) 期間の長い有給休暇の取得
欧米では、夏休みやクリスマスが絡む年末など、3週間程度の長い休みを取る方が結構多いです。
日本は休日が多いですが、海外の人たちほど、有給休暇を多く取得しません。
海外では、有給休暇を消化しない場合、その分、いくらか給料になって返ってくる制度を導入している会社もありました。
海外では、有給休暇は当然取得できる権利があるものと考えられているのです。
(4) 新年は1/2から働く
海外は、新年の仕事開始日が日本より早く、1/2から、ほぼ全員働き始める場合が多いです。
クリスマスで人手が足りなかった12月から、一気に通常モードに復活する感じになります。