1. はじめに
パパは日本が大好きです。
今まで、欧米亜4ヵ国に住み、27ヵ国に旅行しました。
日本にいるだけだと分からないかもしれない、日本のすごいところについては、下記のブログで紹介しました。
今回はその続編で、海外で驚いたこと、カルチャーショックを受けたことについて、紹介していきます。
2. アメリカ英語とイギリス英語の違い
日本のビルやマンションの1階、2階、3階を英語で何と言うのでしょうか?
これは、アメリカ英語とイギリス英語で異なります。
アメリカ英語は、日本と同じ感覚で大丈夫です。
<アメリカ英語>
- 1階:First floor / Ground floor
- 2階:Second floor
- 3階:Third floor
ところが、イギリス英語では、First floorが日本で言う1階ではなく、2階なのです!
<イギリス英語>
- 1階:Ground floor
- 2階:First floor
- 3階:Second floor
あなたが、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに旅行に行ったり、住んだりすることになったりして、友達と「First floor」で待ち合わせた場合は、1階ではなく、2階のことなので注意しましょう。
同じく、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドで、庭付きの1階の部屋を借りたい場合は、First floorではなく、Ground floorを借りてください。
3. 国による体格差
もし、日本にいるあなたが、身長の高さや低さ、体重の重さや軽さにコンプレックスを持ち、悩んでいるのなら、少し海外に住んでみると、考え方が変わるかもしれません。
(1) 太っているのがコンプレックスな人におすすめの国
世界的にみると、日本人は平均的に痩せている人が多い国となっています。
日本で、太っていると言われている人、自分が太っていると思っている人は、「アメリカ」、「メキシコ」に住んでみることをおすすめします。
パパの感覚では、日本で少し太っていると言われている人は、アメリカ、メキシコでは、平均以下くらいになると思います。
アメリカ、メキシコでの太っている人というのはすごいです。
太っていることがコンプレックスの人は、是非、アメリカ、メキシコに行ってみましょう。
(2) 痩せているのがコンプレックスな人におすすめの国
もし痩せているのが悩みなのであれば、「ベトナム」「インド」に行ってみるのがおすすめです。
きっと、あなたと同じような体型の人たちをたくさん見つけられ、あなたの体型に全く問題がないことが分かるでしょう。
(3) 背が高いのがコンプレックスな人におすすめの国
背が高いのがコンプレックスな人、また、背が高くて、日本の公共交通機関や家の部屋の天井が低くて困っている人は、「オランダ」「ノルウェー」に行ってみるのがおすすめです。
身長2メートル級の方々にたくさん会うことができ、日本に比べて、背が高い人用に、いろいろ作られているものも多く、ストレスを感じることが少なくなるでしょう。
(4) 背が低いのがコンプレックスな人におすすめの国
背が低いことにコンプレックを感じている人は、「フィリピン」「インドネシア」に行くことをお勧めします。
同じアジア人ですし、似ている体型の人が多いので、すんなりなじむことができるでしょう。
4. トイレの違い
日本と海外では、トイレの事情も異なります。
(1) トイレ個室の上下の隙間が広い
海外のトイレの個室では、上下の隙間が非常に広いです。
トイレ個室に入っている人の足は丸見えですし、背が高い人であれば、上から簡単に覗けそうなくらいです。
これは犯罪防止のためなのです。
トイレの個室に2人以上で入っている場合には、トイレの通常利用とはみなされないので注意しましょう。
もっと治安の悪いところでは、トイレ個室のドアをなくし、トイレで薬物取引などができないようになっているところもあります。
日本にしか住んだことがない人は、初めはこんな上下隙間の大きなトイレには衝撃を受け、落ち着かないかもしれませんが、何回も使用していくうちに慣れていくと思います。
(2) ウォシュレットが無い
海外のトイレは、ほとんどウォシュレットはありません。
日本のトイレのすごさが思い出される瞬間でもあります。
外国の方々が日本に来られた際に、トイレのウォシュレットに感動し、自分の国に帰国後、頑張って探してウォシュレットをつける人もいるくらいです。
(3) 駅にトイレが無い
電車の駅に、トイレがあるというのは日本の常識です。
海外では、駅にトイレがないことも多いです。
海外に住んだ場合には、どんなところにトイレがあるのか把握しておくとよいでしょう。
(4) トイレが有料のところが結構ある
日本でも一部で有料のトイレがありますが、ほとんどのトイレは無料だと思います。
一方、海外では、有料のトイレが結構多いです。また、有料だからといって、すごくきれいなトイレなのかというと、そういうわけでもないです。
日本の無料のきれいなトイレのすごさを思い出す瞬間です。
5. レストランの違い
日本と海外のレストランの違いについて紹介します。
(1) チップ、サービス料を払う必要がある
海外では、レストランの支払いの際に、料理の代金のほかに、おもてなしの対価として、チップとサービス料を払う場合が多いです。
サービス料10%、チップ20%とすると、100ドルの食事をしたら、130ドル支払わなければならないのです。
結構なインパクトのある額になると思いますので、食事の際には、サービス料、チップのことも頭に入れておきましょう。
(2) 無料の水、おしぼりは無い
日本のレストランだと、水が無料で出てきます。また、おしぼりも無料でサービスしてくれるところもあります。
海外では、水も有料です。これは当然です。なぜなら、ほとんどの国では、水道水は飲めないからです。
海外のレストランを利用する際は、水の値段も確認してから、飲み物を注文しましょう。
(3) 食事後の会計はテーブルで済ませる
食事後の会計は、日本のレストランのように、入り口近くのレジにいって払うのではなく、テーブル上で店員とやり取りして、会計を済ませます。
会計するときは、店員を呼び、
- アメリカ英語圏では、「Check, please.」。
- イギリス英語圏では、「The bill, please.」。
- 中国では、「买单!(マイダン)」。
と言いましょう。少し変わっているなと思ったのは、会計時に
- フィリピンでは、「Bill out, please.」
ということです。
(4) 食べ残しは持って帰る
レストランで食べ残しがあった場合、日本では、そのまま残して帰ると思います。
しかしながら、海外では、食べ残しを持ち帰り用の容器に入れてもらって、持ち帰る場合も結構あるのです。
持ち帰りたいときは、「Doggy bag, please.」と言えばOKです。
6. 仕事での違い
日本と海外の仕事での違いを紹介します。
(1) First Nameで呼び合う
あなたの名前が山田太郎だとして、会社で誰からも「太郎」と呼ばれたらどうでしょうか?
日本では、山田さんや山田課長などと呼ばれるのが普通でしょうから、「太郎」と呼ばれるのは違和感があるかもしれません。
しかしながら、海外では、苗字ではなく、名前(First Name)で呼び合うことが多いのです。
自分のFirst Nameが外国人にとって読みにくい場合には、読みやすいように短くしたり、別の呼び名を考えたりする場合もあります。
また、外国人の方々はFirst Name、Last Name(Family Name)だけでなく、Middle Nameも持っている人が多いです。
日本人でも、海外生活用に、自分のMiddle Nameを準備する人たちもいます。
あなたもいろいろと工夫して、海外に溶け込んでいきましょう。
(2) 〇、×、△評価が通じない
日本人だったら、〇、×、△と書けば、〇が良い評価で、×がダメな評価で、△が中間的な評価のイメージがあると思います。
しかし、これは日本の常識で、世界の常識ではないのです。
パパが初めて海外勤務したときの話です。
パパは、あるプロジェクトの評価で、各項目の評価に〇、×、△を使って、誰もが分かりやすく評価をまとめたつもりでいました。
ところが、いざプレゼンしてみると、相手にほとんど伝わっていなかったのです。
ディスカッションして、やっと分かったのは、「そもそも、〇、×、△の意味は何なのか」ということが現地の人たちには理解できていなかったということなのです。
海外では、評価が良い項目に「チェックマーク」か「×」を入れる場合が多いのです。
即ち、×マークについては、日本と全く逆なのです。
パパにとっては、衝撃的な出来事でしたが、次回以降のプレゼンでは、もちろん、気を付けて資料を作成しました。
(3) 期間の長い有給休暇の取得
欧米では、夏休みやクリスマスが絡む年末など、3週間程度の長い休みを取る方が結構多いです。
日本は休日が多いですが、海外の人たちほど、有給休暇を多く取得しません。
海外では、有給休暇を消化しない場合、その分、いくらか給料になって返ってくる制度を導入している会社もありました。
海外では、有給休暇は当然取得できる権利があるものと考えられているのです。
(4) 新年は1/2から働く
海外は、新年の仕事開始日が日本より早く、1/2から、ほぼ全員働き始める場合が多いです。
クリスマスで人手が足りなかった12月から、一気に通常モードに復活する感じになります。
7. 食べ物の違い
日本と海外の食べ物の違いを紹介します。
(1) 食べ物のサイズ
日本と欧米では、食べ物のサイズが異なります。
欧米のサイズは、基本的に日本より大きいものが多いです。
欧米のサイズになれてしまうと、あっという間に太ってしまいます。
例えば、ポテトチップスは、日本では1袋60gくらいが普通ですが、アメリカ等では、1袋320gとか420gが当たり前のように売られているのです。
レストランやマクドナルドなどでのLサイズにも要注意です。日本のLサイズとは全く異なるくらい大きいのです。
日本人は、まずは一番小さいサイズを注文し、それでは小さいという場合は、次回から徐々に1段階ずつ上げていくことをおすすめします。
欧米の方々の中には、ポテトチップスやフライドポテトが、「お菓子」ではなく、「食事」「野菜」ととらえている人も結構います。
そんな方々は、ジュースとポテトチップスでランチ終わりなどとする場合もあるのです。(個人的には、体にあまり良くないと考えていますが。。。)
(2) ケーキの色がすごい
海外で誕生日ケーキを買おうとすると、ものすごい色のケーキがたくさんあります。
うまく表現できないのですが、着色料をふんだんに使用した7色の虹色のケーキのように、非常に鮮やかな色のケーキがたくさんあります。
パパ的には、ちょっと食べたくないなという印象が強いです。
外国人の方にとっては、日本の誕生日ケーキはなんか物足りなく、寂しい感じに見えるそうです。
日本のケーキの味を良く知っている外国人の方々は、日本のケーキを好きな人も結構多いです。
(3) 日本ではあまり食べないが、海外では食べるもの
国によって、食べるものが違います。
パパが少し驚いたものを紹介します。
- 中国: ザリガニ、カエル、ハト
- フランス: カタツムリ(エスカルゴ)、ハト
- ノルウェー: ザリガニ
- デンマーク: ザリガニ
- マレーシア: ドリアン(ものすごい臭いのするフルーツで、果実の王様などと呼ばれている)
- インドネシア:ドリアン
- フィリピン:バロット(孵化する前のアヒルの卵をゆで卵にしたもの)
日本の食べ物で海外の人たちに驚かれているものも以下に紹介します。
- イカの塩辛
- 白子
- フグ
- 馬刺し
- 納豆
日本では当たり前に食べていても、海外の人にとっては驚きなのですね。その逆も然りです。
(4) こだわりのある食べ物
海外赴任した場合だけでなく、海外旅行した場合も、現地の方々が利用されているスーパーなどに出かけます。
そうすると、現地の方々が普段食べられているものや、こだわり、物価水準などが見えてきます。
ここでは、パパが各国に訪れて、記憶に残っている、その国こだわりの食べ物を2つ紹介します。
①イギリス
イギリスのこだわりは、「ジャガイモ」です。日本のスーパーだと、ジャガイモは一種類しか置かれておりません。(少しの違いのあるジャガイモはあるかもしれませんが。)
イギリスのスーパーにいくと、10種類くらいのジャガイモが売られており、イギリス人のこだわりを感じることができます。
是非、イギリスに行って、確認してみてください。
②フィリピン
フィリピンのこだわりは「バナナ」です。日本のスーパーでもフィリピン産や台湾産のバナナが売られておりますが、どれも似ています。
ところが、フィリピンでは、大きく分けても5種類はあります。フィリピン人のこだわりが感じられます。
是非、フィリピンに行って、確認してみてください。
8. その他の日本と海外との違い(その1)
今まで紹介できなかった、その他の日本と海外との違いについて紹介します。
(1) 家の中も土足
日本では、玄関で靴を脱いでから、家に入ります。
しかし、海外では、土足のまま、家の中に入って生活する場合が多いのです。
パパの個人的な印象ですが、やはり土足でない、日本の方が、清潔感が高いと思っています。
海外で、日本人が賃貸マンションを借りる場合、日本人は土足もせず、きれいに部屋を使う人が多いので、大家にも日本人が人気のケースが結構あります。
(2) お湯
海外で最新の高級マンションに住めば違うかもしれませんが、パパの経験では、欧米では、お湯の使用には気を付けなければならないところが結構ありました。
マンションの共有タンクが小さく、みんながお湯を使用する時間になると、急にお湯が出なくなったり、各部屋のお湯のタンクが小さく、シャワーの途中で水になってしまったりなど、いろいろ経験しました。
一方、日本では、お湯に困るという経験はしたことがありません。
(3) 鼻をすするのか、鼻をかむのか
鼻をすするか、鼻をかむかで迷った場合、日本では、鼻をすする人の方が多い気がします。
しかしながら、海外では、鼻をすするのは、あまり良く思われないのです。海外にいる場合は、鼻をかむことをおすすめします。
(4) くしゃみに対する反応
日本では、誰かがくしゃみをしたときに、決まって返す言葉などはありません。
しかし、海外では、誰かがくしゃみをした場合、そのくしゃみをした相手に対して、「Bless you!」と言ってあげるのが習慣なのです。
由来はいくつかあるようですが、昔の人々は、くしゃみをすると自分の体から魂が飛び出し、邪悪な魂が体に侵入すると考えられていたようです。
それに対抗するため、「Bless you」や「God bless you」という言葉で、神様の力を借りたと言われています。
(5) おじぎ
日本人は、ことあるごとに、結構おじぎをします。
しかし、海外では、あまり、おじぎはしないのです。
たまに、日本人にかなり慣れた外国人が、当たり前のようにおじぎをするようになることもありますが。
(6) クリスマス
日本では、クリスマスはだいたいどこの店もオープンしています。どちらかというと、クリスマスは賑やかなくらいです。
しかし、海外では、クリスマス近辺のだいたい12/23~12/26くらいの期間は、ほとんど全部の店が閉店している場合がかなりあります。
このことを知らないで海外に住んでいると、本当に水や食料で困ることになるので、注意しましょう。
9. その他の日本と海外との違い(その2)
(7) 道路の整備状況
日本の道路はきれいに整備されています。でこぼこだったり、穴が開きまくっていたり、線が全く見えなくなっていたりする道路はあまり見かけません。
また、夜の道路も、明かりで照らされているところが多いです。
しかし、海外では、これは期待しない方がいいです。
道路の整備が行き届いてないところがたくさんあるので、歩く時も、車で走るときも、そのことを頭に入れておきましょう。
特に、夜暗い中を車で運転する際には、デコボコ道を反射板しかないような暗い道路で走り続けなければいけないことも多いです。
ガソリンスタンドの数も少なかったりするので、事前に調べておきましょう。
(8) 電車の中
日本は電車の中が非常に静かです。
海外に行くと、事情が異なります。
日本では信じられないくらい、うるさい場合が結構あるのです。
(9) エレベーターの閉まるボタン
日本では、エレベーターには、各階のボタンと、エレベーターのドアを閉めるボタンと、開けるボタンが必ずあります。
しかし、日本以外では、エレベーターのドアを閉めるボタンが無いところもあるのです。
確かに、誰かが挟まった時などのために、エレベーターを開けるボタンは必須のボタンですが、急いでいない限り、エレベーターを閉めるボタンは必要ないのです。
こんなエレベーターに出会ったときはビックリしましたが、確かになくてもどうにかなるボタンだなとも思いました。
(10) 学校の夏休み
海外の学校の夏休みは、だいたい6週間から3ヵ月くらいあります。日本の学校より長いのです。
また、アジアの学校は夏休みの宿題がありますが、欧米の学校では、夏休みの宿題がない場合が多いのです。
10代のあなたにとっては、夏休みが長くて宿題がないなんて、うらやましい!と思うかもしれません。
でも国によって事情が異なるのです。
例えば、夏休みが3ヵ月あるアメリカは、実力主義です。
テストの結果が悪ければ、小学校でも次の学年に上がれず留年する場合もあるのです。
もちろん、成績が悪ければ、高校・大学・大学院は卒業できません。
また、大学入学にあたっては、勉強以外のスポーツの成果や、ボランティア等の社会貢献のアピールが必要だったりします。
したがって、宿題が無い分、自由度は高いですが、その分、日本と異なる大変さがあるのです。
10. 最後に
パパが海外で驚いたこと、カルチャーショックを受けたことについて、まとめてみました。
是非、どんどん海外に行って、自分でも経験してみてください。
いろんな違いがあって楽しいですよ。
また、日本の素晴らしさも改めて感じることができるようになると思います。
パパより