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10代で知っておくとお得な「メラビアンの法則」

1. はじめに

最近、記事やYouTube動画で、なぜか「メラビアンの法則」を良く見るので、その法則について、お伝えします。

10代のうちに、「メラビアンの法則」を知っておけば、面接、面談、スピーチ、友達との会話など、様々な対人コミュニケーションで、役に立ちます。

2. 「メラビアンの法則」とは

「メラビアンの法則」は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学名誉教授であったアルバート・メラビアンによって発表されました。

人が話をしてコミュニケーションをとっているとき、相手の印象度はどのように決まるのでしょうか?

この影響度を調べた結果が「メラビアンの法則」です。その結果は次の通りです。

即ち、目から入る視覚情報により55%、耳から入る聴覚情報により38%、会話そのものの内容である言語情報により7%の割合で、会話内容の印象を決めているのです。

いままで、誰かと話すとき、面接するとき、スピーチするときなど、何を話すかと会話の内容ばかり考えていた場合、あなたは全体のたった7%しか準備していなかったことになるのです。

3. 「メラビアンの法則」を活かそう

誰かと話をするとき、好印象を持ってもらうためには、55%を占める視覚情報が一番重要です。

すなわち、

  • (快活な印象が与えたければ)笑顔で話す
  • 表情を豊かに、身振り手振りを交えて話す
  • 下を見ずに、相手や周囲を見ながら話す
  • 背筋を伸ばし胸を張って話す
  • 髪・顔・靴のツヤ、爪、服装など、清潔感を出す

といったことが重要になります。

次に重要なのが38%を占める聴覚情報です。

  • 相手の聞き取りやすい大きな声でハキハキと話す
  • 棒読みではなく、抑揚をつけ、感情を込めて話す
  • おどおど早口ではなく、堂々と普通に話す

残りの言語情報による影響度は7%ですが、もちろん、話す内容が無意味なもの、くだらないもの、グチ・悪口などであれば、いくら視覚情報と聴覚情報が良くても全く意味はなくなります。

誰かと話をするときには、「メラビアンの法則」を頭の片隅に入れておき、話す内容もさることながら、見た目や話し方そのものが極めて重要であると認識しておきましょう。

4. 10年後も英語は必要か?

自動翻訳がどんどん発展していけば、英語の勉強は不要になるのか?

時代の進歩は早いので、予測することは難しいですが、10年というスパンで考えると、英語の勉強は必要だと、パパは考えます。

自動翻訳が得意なのは、「メラビアンの法則」の言語情報7%の部分です。

この言語情報の自動翻訳部分が完璧になったとしても、会話コミュニケーションの7%にしか影響を与えられないのです。

あなたが外国人と話すことを考えます。

「外国人が話した後、機械的な音声・トーンで完璧に自動翻訳された日本語」を聞く場合と、外国人が頑張って「がんばりますので、よろしくお願いいたします」と言ってきた場合を比べてどうでしょうか?

パパは、前者は後者に敵わないと考えています。

自動翻訳が、顔の表情なども読み取り、声の抑揚やトーンまで再現できるようになってくれば、英語勉強は不要になるかもしれませんが。

5. 最後に

今回は「メラビアンの法則」について、お伝えしました。

誰かと話をするときには、話す内容もさることながら、見た目、話し方も重要になるので、しっかり頭の片隅にいれておきましょう。

パパより