Abroad

10代に伝えたい「海外に住んで、旅して分かった日本のすごさ」とは?(第2回)

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3. 日本のすごいところ(その2)

(3) 時間に正確

日本では、電車やバスが時刻表通りにほぼ正確に運行されています。

これもすごすぎることなのです。

海外では、パパが経験しただけでも、電車やバスがすごく遅れたり、突然、行先(終点)が変わったりというのは日常茶飯事でした。

何かと言えば、信号機トラブルという理由で遅延し、時には、運転手の勤務時間終了のため終点なんていうのもありました。

ある外国の方が日本に来られたとき、日本の電車で「予定時刻を2分過ぎて到着し大変申し訳ございません」というアナウンスが流れたとき、「そんなの謝るレベルの話ではない。本当に驚いた」と話していました。

また、時間に正確という意味では、日本の宅配便は世界一と言っても過言ではないと思います。

時間指定2時間の範囲で、きめ細かく、配達時間を決めることができ、その通りに荷物が届くというのは、海外ではあり得ないことです。

(4) 食文化

日本ほど、自分の国にいるだけで、様々な国のレベルの高い料理が食べられる国は無いと思います。

レストラン評価で定評のあるミシュランの評価でも星付きレストランの数は日本が世界ナンバー1です。

和食だけでも奥が深く、いろいろ美味しいものがあるのに、フレンチ、イタリアン、中華、デザートなど、日本では何でも一流のものを食べることができてしまいます。

ちなみに、食器(お椀、どんぶり等)を持って食べたり、音を立てて、麺類をすすったりすることは、外国ではやらない場合が多く、マナーが悪いとみられる可能性があるので、外国人の方々には、予め説明しておいた方が良いでしょう。

ある外国の方が日本に来られて、蕎麦を食べるときに、みんなが音を立てて、蕎麦をすすっているのを見て、食べ方はあれで大丈夫なのか?と真面目に質問されました。

また、国によっては、ナイフをあまり使わず、フォークとスプーンの使用が主流の国もありました。

(5) おもてなし

日本人のおもてなし、サービス精神は、半端ないと思います。

どこのお店、ホテル、レストラン、駅に行っても、本当に丁寧で、頭が下がります。

海外では、お客様は神様です、みたいな対応は、あまり期待しない方がいいです。

日本以外の国では、サービスには対価が必要と考えているところが多いです。

例えば、レストランで何かを食べた場合、食事代に加え、おもてなしの対価として、サービス料や、チップを払う場合が多いです。

日本はチップがないのに丁寧な対応。これは本当にすごいことです。

また、タクシーのドアが自動で開くなんていうのも、海外ではあり得ません。

これも日本特有のおもてなしです。

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