1. はじめに
10代のあなたの「過去は変えられる」と聞いて、あなたは信じますか?
「過去なんて、変えられるわけないじゃん」と思うかもしれません。
でも、本当に変えられるのです。
2. 「過去」を分解してみよう!
10代のあなたは、今まで、家や学校や習い事などで、家族や友達といろんな経験をしてきたと思います。
そのいろんな経験は、時には楽しく、時には苦しく、様々な形で、あなたの記憶に残っていることでしょう。
その過去の経験の記憶は、大きく次の2つで構成されています。
- 過去に起こった出来事そのもの(事実)
- そのときに自分がどう思ったか(自分の思い)
数式風に書くと
(過去の記憶)=(事実)+(自分の思い)
となります。
3. 過去を変えられるのか?
「過去の記憶」のうち、「事実」の部分は変えられません。
「な~んだ、やっぱり過去は変えられないじゃん」と思ったかもしれません。
しかし、「過去の記憶」のうちの「自分の思い」はどうでしょうか?
まず思い出して欲しいのが、
です。
同じものを見ても、人それぞれ、とらえ方が異なるのです。
人ぞれぞれ「自分の見方」という「サングラス」をかけて、ものを見ているので、感じ方が異なるのです。
このことは、自分の過去の経験に対する感じ方にも通じます。
同じことが起こっても、「あなたが9歳のときにかけていたサングラス」で見たときの感じ方と、いま「10代のあなたがかけているサングラス」で見た時の感じ方は変えることができるのです。
すなわち、
(過去の記憶)=(事実)+(自分の思い)
の「事実」の部分が変えられなくても、「自分の思い」は変えられるのです。
数式を見るまでもなく、「自分の思い」を変えることができれば、「過去の記憶」を変えることができるのです。