Life

10代のあなたの過去は変えられる(第2回)

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4. パパの体験談

(1) カツアゲ

パパは生まれてから大学生まで、日本から出たことはありませんでした。治安も良く、のほほんと生活していました。

大学生のときに夢中で取り組んでいた塾講師のアルバイトで、授業ではないので給料ももらえないのに、夜中の2時まで授業の準備と対策プリントの作成をしていました。

夜中2時過ぎに一人で歩いて帰ったときに、途中で悪い人たちにつかまり、1万5千円をカツアゲされてしまったのです。

1万5千円がなくなってしまったショックと、カツアゲの恐怖が、ずっと過去の記憶として残ってしまったのです。

しかしながら、数年経って、

  • あのときカツアゲにあって良かった。
  • もっと大金を持つようになってからカツアゲされていたら、1万5千円では済まなかった。
  • 日本でも治安に警戒しなければならない場合もあると、いい勉強になったな。
  • カツアゲされたときに、少しのケガで済んで良かった。

と考えるようになったのです。

過去の出来事は一切変わっていないのに、「悪い記憶」から「良い記憶」に過去を変えることができたのです。

(2) 肌の病気

仕事での極度のストレスや、働きすぎによる疲れ・睡眠不足、また、自分の体に合わない食生活などを要因として、以前、パパは肌の調子が良くありませんでした。

最悪時は、肌を露出できない状態でした。

暑くても半袖・半ズボンは着ることができないし、プールにも行けないのです。また、冬も温泉にはいけません。

本当にイヤな思い出でした。

しかしながら、今やこれも良い思い出になっています。

この大変な経験があったからこそ、

  • 肌が悪い人の気持ちが痛いほどわかるようになることができた
  • 肌が調子悪くても普通に受け入れてくれるという、家族のありがたさに感謝することができた
  • ストレスの対処や、睡眠時間の確保の重要性を学ぶことができた
  • 食べ物が体を作るということを、身をもって学ぶことができた

と考えるようになったのです。

この体験も、過去の出来事は一切変わっていませんが、「悪い記憶」から「良い記憶」に過去を変えることができてしまったのです。

5. あなたも過去を変えてみよう!

10代のあなたにも、何かで失敗してしまったとか、恥ずかしい思いをしたとか、イヤな過去があるかもしれません。

悪い「過去の記憶」は、「事実」と「自分の思い」に分け、「自分の思い」を変えることにより、良い記憶に変えてしまいましょう!

例えば、次のような感じです。

  • あの時は本当に大変だったけど、そのおかげで成長でき、今の自分の活躍があるな。
  • あの時は本当につらかったけど、そのおかげで、いろいろと学ぶことができた。
  • あの時は本当に落ち込んでいたけど、だからこそ、今は同じ境遇の人の気持ちを分かってあげられるな。

是非、トライしてみてください。

6. 最後に

過去の悪い記憶を背負ったまま生活していると、その記憶が心の奥深く(潜在意識)に取り込まれ、なんとなく自信の無い人間になってしまうかもしれません。

スイスイと楽しく人生を送っていくには、ある程度、根拠の無い自信とか、自己肯定感とかが必要です。

過去の悪い記憶を良い記憶に変えてしまうことにより、どんどん自己肯定感を高め、楽しく生きていきましょう!

パパより