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3. なりたい職業は将来存在しているのか?
10代のあなたが社会に出て活躍する頃、なりたい職業ランキングに上がっている職業は、この世に存在するのでしょうか?
AI(Artificial Intelligence、人工知能)化が発展していくと、今まで人間がやっていた仕事が、どんどんAIに置き換えられていきます。
単純手作業で、1人1日8時間労働で100個作っていたものが、AI化によって、全く同じものが1日24時間で10000個作れるのであれば、その仕事は人間ではなくAIの仕事となっていきます。
では、AI化によって、将来どんなことが起こると予想されているのでしょうか?
① The Future of Employment: How Susceptible Are Jobs to Computarisation?
- まずは、2013/9/17にイギリスのオックスフォード大学のMichael A. Osborne准教授とCarl Benedikt Frey博士が書かれた論文(下記リンクご参照)です。
- タイトル「The Future of Employment: How Susceptible Are Jobs to Computarisation?」は、「コンピュータ化は将来の職業にどのくらいの影響を与えるのか」を意味します。
- この論文では、20年後までに人類の仕事の約50%がAIないし機械によって代替され消滅すると予測されています。
② 野村総合研究所の研究結果
- 2015/12/2野村総合研究所は、オックスフォード大学のMichael A. Osborne准教授とCarl Benedikt Frey博士との共同研究結果(下記リンクご参照)を発表しました。
- この研究では、日本国内の601種類の職業について、10~20年後に、日本の労働人口の約 49%が就いている職業において、AIまたはロボット等がそれらに代替することが可能との推計結果が得られています。
③ The Future of Work in Japan ~ ポスト・コロナにおける「New Normal」の加速とその意味合い
- 2020年5月、大手コンサルティング会社のMcKinsey & Companyは、「The Future of Work in Japan ~ ポスト・コロナにおける「New Normal」の加速とその意味合い」というレポート(下記リンクご参照)を発表しました。
- 日本では、技術の進化に伴い、2030年までに既存業務のうち27%が自動化される見込みであり、結果1,660万人分の雇用が代替される可能性があると述べています。