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4. 入試科目「英語」への影響
こんな現代社会からの要請を受け、小学校から高校までの英語の学習指導要領(勉強すべき範囲)は拡大しました。
<引用元:文部科学省ホームページ>
覚えなければならない英単語の数は、小学校で600~700語、中学校で1600~1800語、高校で1800~2500語、合計4000~5000語となりました。
また、中学校の英語授業は、英語で行うことを基本とすることになっています。また、今までより話す、書くことの重要度が上がっています。
また、メルカリが英語基準をTOEICからCEFRに変えましたが、学習指導要領でも、高校卒業時にCEFRでA2、B1、B2レベルまで目指すことが明示されています。
入試への影響はどうでしょうか?
既に中学入試では、英語を選択科目としている中学校が増加を続けています。
東京都立高校入試では、2023年度から英語スピーキングテストが導入されます。
大学入試も、2024年度から、英語資格検定試験の利用が開始される可能性があります。
今後、今はあまり無いスピーキングのテストを入試に取り入れる学校も増えていくでしょう。
また、例えば、高校入試でいえば、旧学習指導要領では、中学生で勉強する単語数は1200語でしたが、新学習指導要領では、小学校・中学校合計で2200~2500語、覚えなければなりません。
当然、英語の入試問題は難しくなることが予想されます。