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10代のあなたのお金の守備力を上げる防具「期待値」とは?(第4回)

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7. もしギャンブルをやる場合の心得

今まで見てきたように、宝くじも、競馬も、パチンコも、平均的には大きく損するようにできています。

それは、当たり前のことです。そうしないと、ビジネスとして成り立たず、地方財政にも貢献できないからです。

ギャンブルをする場合は、胴元(ギャンブルやゲームを運営する会社・人)が平均的には必ず大きく勝つものだということを理解しておかなければなりません。

言い換えると、自分は平均的には大きく損するということをまず理解しておかなければなりません。

自分が儲けたいならば、下記の記事

でも書いたように、自分が胴元・売る側にならないと達成できません。

もしたまにギャンブルをしたい場合は、あくまでも、ゼロになってもいい余裕のお金で、旅行や外食のように、イベント自体を楽しむことが大事だと思います。

競馬好きの方の話など聞いていると、馬の血統や、芝の状態、長距離・短距離、馬の体重推移、過去レース結果など、相当分析しないといけないことがあるようです。

パパには分からない世界ですが、余裕資金で楽しむ程度なら、こういう分析を趣味にするのもありだとは思います。(但し、確率的には、お金が減る行動であることは間違いないですが。)

8. ガチャと期待値

もし、あなたが「ガチャ」のあるゲームを開発しているとします。

そのゲームのユーザーは、ガチャを1回回すのに、100円払わなければならないとします。

あなたは、このユーザーが1万円を使ってくれれば、最強SSSランクのキャラを1体あげてもいいという、1週間限定企画を作ろうと思いました。

さて、この最強SSSランクのキャラの当選確率は何%にセットすれば良いでしょうか?

答えは1%です。

1万円だとガチャが100回回せます。当選確率を1%に設定すると、ガチャを100回回せば期待値1回となります。

すなわち、1万円使えば、平均的に1回、この最強SSSランクのキャラが当たるのです。

9. 最後に

10代のあなたは、大人になってから、「確率」、「期待値」のことを全く知らずに、宝くじ、競馬、パチンコ、ガチャなどをやってはいけないことが分かったかな?

「期待値」を理解したうえで、全くギャンブルをやらないか、やったとしてもゼロになってもいい余裕資金の中で娯楽として楽しむレベルかにしてください。

さもないと、頑張って貯めた100万円があっという間になくなってしまいますよ。

「期待値」を理解して、お金の守りを固めましょう。

パパより