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メタバースを知らないと、10代の私は30歳で時代遅れに?(第1回)

1. はじめに

メタバース(Metaverse)という言葉を知っているかな?

「メタ(meta。超越、一段と高い階層の)」と「ユニバース(universe。宇宙、世界)」を組み合わせて作った造語です。

まだ正確な定義は無いけど、特に10代のあなたにとっては、今後、非常に重要になるキーワードです。

メタバースとは、コンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指します。

2. 10代のあなたに、なぜメタバースが関係あるのか?

10代のあなたは、現金、または、現金をチャージしたカード・携帯電話で、スーパー、コンビニ、ユニクロで買い物しています。

そのうち、クレジットカードを持てるようになれば、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、ユニクロオンラインなどで買い物するようになるでしょう。

また、将来、海外の大学に留学し、一人暮らしを始めるために、賃貸マンションを借りるかもしれません。

メタバース世界(3次元仮想空間)が発展すると、将来、

メタバース世界の中のあなたのアバター(自分自身の分身)が、

メタバース世界の中のお金を使って、

メタバース世界の中の賃貸マンションを借り、そこに住み、

メタバース世界の中の洋服を買って,

メタバース世界の中の映画を見て生活するのです。

パパの世代が理解できなくても、いまの10代の人たちにとっては、そんな世界があたりまえになる未来が近づいてきています。

3. メタバース世界の中のものにお金なんて払う必要があるの?

この世の中、みんなが価値があると認めたもの、みんなの信用があるものには、お金を払う必要があります。

例えば、土地。原始時代は土地に値段などついていませんでしたが、いまの世界では、住む土地を買うには、お金が必要です。

他には、1万円札。1万円札を作成するコストは17円ですが、みんなが信用し、価値があると思っているので、1万円の価値があることになっています。

金(きん)やダイヤモンドも、それが無いと生きていけないというわけではないですが、希少性があり、保存性に優れ、きらびやかで、みんなが価値があると思っているので、非常に高価なものとなっています。

インターネットのドメイン(このブログでは、「https://luppyblog.com/」)も、ただのコンピュータネットワーク上のデータですが、取得するのにお金を払っています。

ただのコンピュータネットワーク上のデータだからって、みんなが価値があると認めたものには、お金を払わなければならないのです。

メタバース世界の中の賃貸マンションや洋服も、ただの3次元のデータにすぎないかもしれませんが、みんなが価値があるものと思ったとたん、お金を払わないと買えなくなるのです。

これからデータ転送速度や処理速度がもっと早くなり、誰もがメタバース世界で買い物するのが常識になっていくと、3次元のデータにも価値が出てくるのです。

つづき