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10代のあなたにとって学校教育で足りない知識とは?(まとめ)

1. はじめに

学校や塾の勉強、毎日頑張っているかな?

いまの教育制度に則って、希望の高校・大学への入学を目指して勉強することは大変重要です。

しかしながら、今回は、いまの学校や受験の勉強以外に、頭の片隅にいれておいた方が良い話をしたいと思います。

2. いまの教育制度は時代に合っているのか?

時代の変化は日々早くなっています。

この早い時代の変化に合わせて、現在の教育制度を同時に変えていくことは、ほぼ不可能です。

なぜなら、教育制度を変更するには長い時間を要するからです。

教育内容を変えれば、学校、先生、生徒、塾、教科書出版社、参考書出版社など、非常に広範囲に影響が及びます。

簡単に変えられるものではないのです。

したがって、10代の方々は、いま自分が受けている教育制度が時代の変化に追いつけていない部分もあるということを頭に入れておかなければなりません。

3. いまの10代のあなたが大人になる頃の世界(その1)

いま、10代のあなたが大人になる頃、どのような世界になっているでしょうか?

これは誰にもわかりませんが、少し予想してみたいと思います。完全に外れる可能性も高いので、頭の体操くらいに読んでください。

(1) 価格競争は限界へ、市場はメタバースにも拡張

ものが足りない時代は、ものを大量に生産し、売れば売るほどもうかり、経済も成長していきました。

いろんな会社が大量にものを作れるようになると、今度は人件費の安い国などで、ものを作り、少しでも安く、ものを作れる会社が成長していきました。

いまの10代の方々が大人になる頃には、人件費を下げる競争にも限界がくると思います。

また、現実世界のものだけでなく、メタバース上でも、ものを作るようになると思われます。

(2) 紙のお金からデジタル通貨へ

いまは、普段の生活で、1万円札、千円札などの紙のお金を使っていますが、10代の方々が大人になる頃には、だいぶデジタル化が進み、デジタル通貨になっている可能性が高いでしょう。

それでも、お金の概念がなくなり、他の概念に取って代わられるまではいかないと思います。

デジタル通貨といっても、今までのように、日本銀行などの各国の中央銀行が関係していくのか、いかないのかは五分五分だと思います。

4. いまの10代のあなたが大人になる頃の世界(その2)

(3) 競争社会から共生社会へ

いま、会社で出世をしたくない、偉くなりたくない20代が増えています。

パパ世代からすると、このような20代の方を理解するのは難しいです。このような方々が40代になったら、退職させられるリスクは結構高いだろうな、なんて考えてしまいます。

と思う反面、やはりパパの考え方が時代に追いつけていない、時代遅れの人間になっている可能性もあるな、とも考えています。

誰かを負かして競争に勝ち残っていくよりも、周囲の人々とのつながりや共生を重視する時代になってきているのだと思います。

YouTube、Twitter、Instagram、TikTokなど、登録者・フォロワーが多い人が評価されていくという流れは、今後ますます強化されていくと思います。

イケメンや美人、人間的に魅力のある人、優秀なお笑い芸人などが、つながり経済の中で、より目立つ時代になっていくと思います。

5. いまの教育制度に足りないもの

時代変化の予想を踏まえ、いまの教育制度に足りない、10代の方々が自分で勉強しておいた方が良いものをあげてみます。

(1) 携帯電話

この授業は不要かもしれませんが、「携帯電話を使いこなせない」のは「生きていけない」くらいのインパクトの時代になると思います。

はっきり言って、今の10代の方々の方が、親の世代より断然使いこなせているとは思いますが。

(2) ノートパソコン(ラップトップ)

iPadではなく、ノートパソコンです。

競争社会から共生社会に移行し、つながりの中で評価される方法を学ぶ必要があります。

そのためには、YouTube、Twitter、Instagram、TikTok、ブログ・ホームページ等を使いこなすことが必要となります。

もちろん、見るだけでなく、作成もしていくことになります。

また、メタバースなどの3次元仮想空間を開発するプログラミング等、今後、さまざまなプログラミングにチャレンジしていくと良いでしょう。

(3) お金の知識

パパは、この世に生まれてきて学ばなければならないことの三本柱は「お金」「人間関係」「健康」と考えています。

今の学校教育では、お金のことは教えてもらえません。

大人になってから、お金の知識があまり無いために、苦労している人たちがたくさんいます。

学校の成績が良く一流の大学を卒業している人、一流企業に勤務し、かなり稼いでいる人なども例外ではありません。

また、会社の財務分析は得意なのに、自分の家計のことになると、あまり気にしていない人もいます。

お金の勉強をしていないと、稼いだ分だけ使ってしまったり、身の丈に合わない支出をしてしまったり、将来身動きが取れなくなるローンを組んでしまったりしてしまう可能性があります。

お金のことはしっかり勉強し、将来、お金で苦労しないようにしましょう。

6. パパの「お金」の体験談

パパは、自分を磨いて収入を上げることはもちろんのこと、支出では、「家」「保険」「車」「旅行」「外食」「教育」の6つには特に注意を払っています。

いろんな考え方があると思いますが、パパは「家」は賃貸派です。

また、「保険」は必要最小限にしか入っていません。

都心に住むことにより、「車」も保有しません。

一方、「旅行」「外食」「教育」には、相応にお金を使います。

家族との海外旅行で他国の文化を学びながら楽しんだり、家族・友人と外食で楽しく過ごしたりすることは大事にしています。

また、自己啓発、子供の教育費は非常に大事なので、よっぽど高額のものでない限りは、支払いを惜しみません。

大きな金額の支払いになる、上記6つに注意しながら、優先順位をしっかりつけ、満足の高い状態でありながら、お金も貯まるようにコントロールしているのです。

7. 「お金」の勉強はどのようにするのか

いまは、非常に良い教材が、無料で入手でき、勉強できます。

(1) 両学長のリベラルアーツ大学

両学長のリベラルアーツ大学

https://www.youtube.com/c/ryogakucho

は、最高の教材の一つだと思います。

お金を「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」が、こんなにも分かりやすく、しかも無料で勉強できるなんて、素晴らしすぎると思います。

両学長に感謝です。

(2) 金融庁の金融経済教育コンテンツ

金融庁も頑張っています。中学生、高校生に向けた、金融経済教育のコンテンツ

https://www.fsa.go.jp/teach/chuukousei.html

を提供してくれています。

これも大変ありがたいです。

(3) クラウドファンディング

パパは良い教材は分かりませんが、10代の方々は、クラウドファンディングの勉強も必須だと思います。

クラウドファンディングとは、「群衆 (crowd)」 と「資金調達 (funding)」 を組み合わせた造語で、多数の人による少額の資金が他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味します。

昔は、会社を作るのにも、何か事業を始めるのにも大金が必要でしたが、今や少額でもビジネスを始められる時代となっています。

そんなとき、そのビジネスアイディアに賛同してくれた方々からクラウドファンディングで資金を調達できれば、ビジネスを立ち上げやすいと思います。

8. 最後に

学校や塾の勉強も大事だけど、それだけだと足りない大事な知識があるということが理解できたかな?

昔、読み・書き・そろばんの勉強が大事だったように、今は「学校教育」「IT」「お金」の勉強が大事になってきています。

インターネット上の教材や読書などを通じて、IT、お金についてもしっかり勉強しておきましょう。

パパより