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3. 「言葉」が先なのか、「心」が先なのか
「心」が変わらないと、「言葉」が変わらないのではないか、と言う人もいます。
すなわち、「はじめに言葉ありき」ではなく、「はじめに心ありき」ではないのか、と言うのです。
パパの数十年にわたる経験では、「はじめに心ありき」ではなく、「はじめに言葉ありき」であるとの結論に至りました。
すなわち、「言葉」が最初なのです。
自分が発した言葉によって、またその言葉を言いたくなるような現象がまた起こるのです。
うれしい、楽しい、ついてる、ありがとうといったポジティブな言葉を使用していれば、そのポジティブな言葉が言いたくなるような現象が再度起こります。
逆に、不平不満、悪口、文句、グチといったネガティブな言葉を使用していれば、そのネガティブな言葉が言いたくなるような現象が再度起こるのです。
ポジティブな言葉をできる限り使い続ければ分かりますが、ネガティブな言葉を使っていた時と比べると、人生が大きく好転します。
ポジティブな言葉を使えば、楽に幸せに生きることができるのです。
4. パパの経験談(その1)
(1) 塾講師のアルバイト
パパは18歳のとき、大手塾の中学数学と小学算数の講師のアルバイトを始めました。
初めて20人くらいの生徒の前で授業をすることを想像すると、それだけで恐ろしいと考えて、とても緊張していたのです。
しかしながら、恐ろしいと思う「心」の中のとは別に、「大丈夫、大丈夫、困ったことは起こらない」「ワクワクする経験ができて楽しみ」と何回も声に出して「言葉」で言い続けたのです。
何回も「言葉」に出しているうちに、「心」の中から大分恐ろしさが減っていき、授業本番も順調に乗り切ることができたのです。
こんな感じで初めは大変でしたが、授業をやって生徒の成績が伸び、感謝されるようになると、講師は楽しくて楽しくて仕方がないくらいになりました。
このおかげで、人前で話す抵抗感がかなり少なくなり、大人になってから数百人参加するセミナーに登壇しても普通に話せるくらいになりました。