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「ピンチはチャンス」を知れば10代のあなたは強くなる(第2回)

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3. パパの体験談(その2)

(3) アメリカ大学院留学

パパは大学生まで、海外に旅行も行ったことがなく、英語も大学卒業時、初めて受験したTOEICが400点しかありませんでした。

そんなパパでしたが、社会人になってからも英語の勉強は続けTOEIC 690点まで点数を上げていました。

そんなときに、ふと、会社の上司から、アメリカのA大学院に留学してみないか?と聞かれることになるのです。

英語のできる同期の社員がいっぱいいるのに、なんでパパが?と思いました。

TOEIC 690点では、アメリカのA大学院の入学には箸にも棒にもかかりません。また、10か月以内に試験で結果を残さなければいけない状況でした。

まさに、最大のピンチです。

せっかく上司に良い機会を頂いたのに、入学できなかったらどうしようと心配で心配で、一晩、悩みに悩みました。

結局は覚悟を決め、英語の猛勉強を始めたのです。

結果は、アメリカのA大学院に無事入学することができました。

その後は、日本にしか住んだことのない大学卒業時のパパでは思いもつかないような、欧米亜4ヵ国も駐在する生活となるのです。

上司のXさん、ありがとうございます!

(4) 本の出版

上司から、ある日、相談があるからと突然呼ばれました。

上司のところに行ってみると、「仕事の専門分野に関係する本を出版したい」、「私(上司)が監修者をやるので、〇〇さん(パパ)が監修補佐となって、社内のプロ10人を集めて本執筆をまとめて欲しい」と依頼されました。

大ピンチです。

正直、最初は「ギョエーッ」と思いました。「本なんて、執筆したことないんですけど…」と内心、すごく弱気な自分になっていました。

しかし、これも覚悟を決めて、笑顔で引き受けたのです。

通常業務と本執筆の同時並行で多忙を極めましたが、出版社や社内のプロ10人の方々とうまく出版プロジェクトを進めました。

結果、高い値段の専門書としては、大成功の販売部数となったのです。

本執筆のプロセスや、著作権料(会社に入りますが)の交渉など、貴重な経験ができ、また、社内のプロの方々ともネットワークができてしまったのです。

上司のYさん、社内のプロ10人のみなさま、編集者の方、ありがとうございます!

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