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10代のあなたが自分原因論で幸福になる(第3回)

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5. 自分原因論の注意点

「原因と結果の法則」の通り、現在の環境という「結果」は、すべて、自分の「思い」という「原因」が発端です。

また、何か問題が起こっている場合、まずは「自分が『原因』で現在の状況という『結果』になっている」と客観的に事態を認識したうえで、改善策を打っていけば良いと説明してきました。

しかしながら、自分原因論には注意しなければならないことがあります。

それは、全部自分が悪いと考えたり、自責の念(自分のせいと自分を責める)を持ったりすることは厳禁なのです。

結婚した相手が家庭内暴力をふるう人だったとか、入社した会社が毎日残業・休日出勤・手当無しのブラック企業だったとかの場合、自分が悪いのだから我慢しようというのは「自分原因論」ではありません。

逃げなきゃいけないときは、できる限り早く逃げましょう!

6. 自分原因論であなたも幸せに

幸せになるためには、自己肯定感が重要です。

悪いことが起こった時に、他人や環境のせいにした人たちの自己肯定感はどうなると思いますか?

答えは、自己肯定感を下げてしまうのです。

悪いことが起こった時に他人のせいにしている人の脳はどのように考えているかというと、次のような感じです。

  • 自分の現在の環境という結果は、他人が作ったものである
  • したがって、自分ではコントロールできない。
  • 自分は、自分の現在の環境をコントロールできない、能力の低い人間である

よって、悪いことが起こって他人のせいにして、自分を守れたように思ったのですが、自分の脳は、自分は能力の低い人間ですと理解してしまい、自己肯定感が下がってしまうのです。

一方、自分原因論を実践している人たちは、全く逆となります。

  • 悪いことが起こっても、自分で改善策を考えて改善に向けて行動できる。
  • いざとなれば、自分の意志で、さっさと逃げることも判断する。
  • 何が起こっても、自分で選択できるという自信がつく。

上記のように、自分原因論を実践している人たちは、自己肯定感が上がって、幸せになるのです。

つづき