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4. プロフェッショナルになるためには?
プロフェッショナルになるには、また、何かの分野での一番になるには、どうすればよいのでしょうか?
藤原和博氏の提唱する、100万人に1人の人材になればいいのです。
そんなの無理と思うかもしれません。
どのように100万人に1人の人材になるかというと、「3つの分野」で「100人に1人の人材(=セミプロ、準専門家)」になればいいのです。
人間誰しも、100人中1位になる分野を作ることはできます。
このような分野を2つ作った場合、その両方をセミプロレベルでできる人材は、100×100=1万人に1人しかしないのです。
このような分野を3つ作った場合、その3つともセミプロレベルでできる人材は、100×100×100=100万人に1人しかいないのです。
勉強、スポーツ、プログラミング、ゲーム、創作活動、特定分野の研究など何でもいいので、1学年に100人いる学校であれば、まずは学年1番になれる分野を探してみましょう。
5. 1万時間の法則とは?
「1万時間の法則」とは、ある分野でプロフェッショナルになるため、もしくは、一流として活躍するためには、1万時間の練習、勉強、修行、研鑽が必要という法則です。
この法則は、マルコム・グラッドウェル氏が提唱し、その本はベストセラーとなりました。
1万時間を達成するには、毎日3時間取り組むと約9年、毎日5時間取り組むと約5年半、毎日8時間取り組むと約3年半という年月がかかります。
この法則を鵜呑みにしなくてもいいですが、プロになるためには、楽しみながら継続的に取り組み、時にはのめり込み、当たり前のように生活の一部になっているような分野を作ると良いでしょう。
人に教えたり、友達と共有したりして、アウトプットを増やすと更に効率的に成長します。
但し、だらだらと1万時間やっていても全く意味がありません。
インターネット上の教材で学んだり、成功者に直接指導を受けたり、効率よく、勉強しましょう。
寿司職人や人気レストランシェフでも、長年の丁稚奉公(でっちぼうこう。若い時から下働きを始めること)無しに活躍している人もいます。
6. 最後に
プロとして生き残る大事な要素の一つに、自分の「魅力」があります。
表で良い顔をして、裏で悪いことをするような人は、あっという間に情報拡散する時代になりました。
まずは自分の人間としての魅力を高め、同時に、セミプロ分野を鍛えましょう。
将来は2極化がどんどん進んでいくという、少し怖い話をしましたが、仕事がなくなっても、日本は生活保護の制度等も整っているので、最低限の生活はできるはずです。
また、AIが発展していけば、いずれ、無理に大人が全員働かなくても、みんなが食べられる時代になるかもしれません。
その頃には、ベーシックインカム導入により国民全員が最低限の生活は保障され、それ以上の贅沢がしたい人や、能力が高く付加価値が提供できる人だけが仕事をし、更に稼ぐような時代になっているかもしれません。
パパより